RECORD

Eno.50 Liber·O·Igreedの記録

皺がつけられる前の手紙

 
貴方の元に届いた手紙。
開くと柑橘系の香りがした。

 
“ほとんどお前のせいでしょ

こちらは、寂しい以外あんまり変わりがないです。
自分の部屋じゃ味気ないから、リベルの部屋にいるよ。
お前と一緒に寝てるみたいで、幸せな夢が見られそうだな。

そっか、それは大変だね。
熱中症とか事故とか事件とか、気を付けて。
そっちの世界には殺人鬼なんていないかもしれないけど。

カスでクズでヘタレで弱虫で変態 だけど…それでも好きだよ。
俺も大概だよね、まったく。

うん、大丈夫。帰ってくるの、楽しみに待ってる。
それじゃ、また。
             アンバー”




「まさかあの子があんなことするなんて」



「ごめんなさい」



「せめて、お手紙だけでも復元しておきますね」



「どうか、悪い事になりませんように」