RECORD

Eno.280 キアネアの記録

初挑戦 - オシャレ編

「……わざわざ押しかけて来て、これは本当に必要なことなのか?」


「ったり前だろ」
「デートするって話の又聞きだけでも驚いたけど、
 いつもの装備のまま行こうとしてるなんて聞かされて、桔梗ちゃん飛んできちゃったぜ」

「相手は特別な子なんだろ?」
「それなら日常の延長線じゃなく、特別感を演出しねぇと」


「なぁに、桔梗ちゃんに全部任せてくれりゃ大丈夫だって」
「とりあえず――全部着てみような?」


「え……」




*数時間後*



「つかれた……」


「だらしねぇなぁ」

「良さげなのいくつかキープしてたけど……これかな」

「よし、早速着替えてみろよ」
「んで、髪型も整えてやるから当日すぐ着替えられるように術で登録しときな」


「うぅ……わかった……」



*着替え中*


「……これで決定でいいのか?」


「OK!」
「いや~、いい仕事したな!」

「んじゃ満足したし、桔梗ちゃんは帰るぜ」
「汚す前に着替えとけよ」

「じゃ~な~」


「はっや」

「まぁ、言うことは尤もか」
「見てもらう前に汚したくはない」


「……少しでも良く見えたらいいなぁ」