RECORD

Eno.147 <白梟>の記録

残滓

灰は過去の産物。
これは燃え滓。何かの残滓。
確かに在った存在の残余。

灰とつけられた名は跡を残すだけ。
何も生み出さず、何も立つ事はなく。

平和や勝利生と活力を冠する姉とは違い、
己は燃え滓のを冠する名を付けられた。

は何も生み出せない。
には何もない。

…何もなくなってしまった。
此処で出来た、大切な娘も。目の前で居なくなってしまうのかもしれない。

守れない。力になれない。
やはり灰は灰でしかない。

あぁ、なんと無力な。