「寒い」「し、カンが鈍った」
「良くないな……」

道理を見極められなかったが故に錫杖で何度も砕かれた腕をさする。
巻き戻しで元通りとはいえ、痛みの記憶と燻る悔しさのような感情は残るものだ。忌々しげにコーンの粒を噛み潰している。

（連戦を終えてひといき。）
（対戦相手の影響かなんとなくワインな気分になったけど、酔うのでノンアルの方をちびちびいただく。）

「（思ったより甘いのが多い）」

クラッカーとかかな〜って思ってたら思いの外お菓子寄りだった。
端からつまんではモソモソ食べている。独り占めだ。

よりよくしました
【更新】
・サラダロールの中身にピクルスを追加しました

「（ハンバーガーに入ってるやつ……）」
「（の単品）」
「（これだけの需要があるのだろうか）」

ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ……

「ﾜ」「コレは……一人用？」

（こんなメニューあったか？）と名前だけ見て注文してみたら、ちんまりとしたかわいらしいスイーツの盛り合わせが出てきて面食らっている。

「ではなさそう……」

ちまちま口に運ぶ。独り占めだ。