RECORD
Eno.500 シルヴィア・ペルペトスの記録
ぼくのここまでの旅路
時に厳しく指導されながら。
それも愛情の一つだったんだとおもう。
ぼくはすくすくと大きくなっていって。
戦うことも、戦術も、いろんなことを勉強していった。
もうすぐ10歳になる。
少し、遠くの森へと遠征することになった。
森の奥の、祭壇?にお参りをするなんて言っていたな。
勿論出発する時には護衛もついていた。
幼いことは自分だってわかりきっているから、そのことは寧ろ有難いくらいだ。
そんなに気性の激しい動物は多くは居ない。
静かな、静かな森だ。
もし出会いそうになっても、すぐに感づける。
――動物、なら。
気がついたら、辺り一面は霧にまみれていた。
護衛の人も、きれいさっぱり居なくなっていた。
ぼくは一人だった。
走り回っても、土地勘はない。
何より、視界が悪い。
動くべき状況じゃない、と判断した。
けど、呼ぶんだ。
誰かが。
こっちだよ、と、優しい声で。
ぼくは、濃霧の森の中をまた、歩き始めていた。
小一時間ほどだろうか、何日だろうか。
歩き続けていると、急に霧が晴れた。
顔を上げてみれば、一つの……鳥居、のようなものがあった。
僕は、それが目的地の"祭壇"だと思った。
目を奪われ立ち尽くしていた。
そうしたら、その鳥居は……うぅん、"門"は。
ぼくを喰らうかのように、吸い込んだんだ。
……気が附くと、ぼくはここ、フラフィウスの闘技場の中に居た。
それも愛情の一つだったんだとおもう。
ぼくはすくすくと大きくなっていって。
戦うことも、戦術も、いろんなことを勉強していった。
もうすぐ10歳になる。
少し、遠くの森へと遠征することになった。
森の奥の、祭壇?にお参りをするなんて言っていたな。
勿論出発する時には護衛もついていた。
幼いことは自分だってわかりきっているから、そのことは寧ろ有難いくらいだ。
そんなに気性の激しい動物は多くは居ない。
静かな、静かな森だ。
もし出会いそうになっても、すぐに感づける。
――動物、なら。
気がついたら、辺り一面は霧にまみれていた。
護衛の人も、きれいさっぱり居なくなっていた。
ぼくは一人だった。
走り回っても、土地勘はない。
何より、視界が悪い。
動くべき状況じゃない、と判断した。
けど、呼ぶんだ。
誰かが。
こっちだよ、と、優しい声で。
ぼくは、濃霧の森の中をまた、歩き始めていた。
小一時間ほどだろうか、何日だろうか。
歩き続けていると、急に霧が晴れた。
顔を上げてみれば、一つの……鳥居、のようなものがあった。
僕は、それが目的地の"祭壇"だと思った。
目を奪われ立ち尽くしていた。
そうしたら、その鳥居は……うぅん、"門"は。
ぼくを喰らうかのように、吸い込んだんだ。
……気が附くと、ぼくはここ、フラフィウスの闘技場の中に居た。