RECORD

Eno.16 ミカヅチの記録

破れた巻物の一部

妖怪の罹る病についての情報だ。

・煉獄病
妖怪が罹る病。
妖怪の病としては一般的な部類である。

通常、妖怪は長く生きるほど魂が摩耗する。
それを防ぐために生物の魂を喰らい、存在を強固にする必要がある。
しかし、魂を喰らわない、もしくは摩耗してしまうような事態が続いてしまうと、魂の情報に傷がつき、妖怪としての個を保ちづらくなる。
それが煉獄病である。
これ以上魂を摩耗させないために、体が発する危険信号のようなものだ。

初期症状に倦怠感と味覚の異常、酒に強い種族であれば酒に酔いやすくなるなどの症状が現れる。
進行するにつれて喘息や激しい高熱、喘鳴、記憶の混濁などを発する。
他者への2次感染などは起こらないものの、処置をしなければ更に悪化する。
放置すれば最終的に深い昏睡状態に陥り、目を覚まさなくなる。

但し、どの段階でも適切な投薬・処置を施せば確実に寛解する。
治療には■■の■■が持つーーーーー

資料はここで途切れている。