RECORD

Eno.640 金の男の記録

傭兵・戦士

果たして、どれだけ戦場を渡り歩いてきただろうか。
傭兵としても、戦士としても、不死の身体は役に立った。
時には、土に埋められて。
時には、凍らされて。
まあひどい目に遭いそうになりながらも、自死をしては、別の場所で肉体を再生した。

何度やっても慣れぬわけがない感覚。
こちらを見る目も、そうなりがちだった。

ただまあ、どれだけ化け物と畏れられようと。
怯えられようとも、人は好きだった。



嫌いなのは、化け物だけだ。