RECORD
Eno.145 オルロントの記録
ひとり酒
「そうかな。」
崩れるあなたを放って、空の代わりに天井を見上げる。
いつだって私の語る相手は、自分でも人でもなく空だった。
二人で飲んでも一人で飲んでも酒は酒
ご飯の味だって景色だって、そこに空があれば楽しめる。
なのに、違いに寂しさを感じてしまったのは、何故かな。
迷子続きの不安で、ちょっと視線が、空から人に下りたのかもしれない。


重ねようとした薄暗い場所に戻ることもなく。
無謀なお願いを受けてくれなかった、君はいい冒険者だね
剣を振るうのは楽だけど、
ちょっとは今後のこと、自分で考えてみよう。
そうして追加のボトルを頼んで、女は一人部屋に戻った。
崩れるあなたを放って、空の代わりに天井を見上げる。
いつだって私の語る相手は、自分でも人でもなく空だった。
二人で飲んでも一人で飲んでも酒は酒
ご飯の味だって景色だって、そこに空があれば楽しめる。
なのに、違いに寂しさを感じてしまったのは、何故かな。
迷子続きの不安で、ちょっと視線が、空から人に下りたのかもしれない。
すっかり潰れてくれたらしい鎧だ
「今日は酔えなかったな」
重ねようとした薄暗い場所に戻ることもなく。
無謀なお願いを受けてくれなかった、君はいい冒険者だね
剣を振るうのは楽だけど、
ちょっとは今後のこと、自分で考えてみよう。
そうして追加のボトルを頼んで、女は一人部屋に戻った。