Eno.10 エリオ・エリキサ

■ エリオ・エリキサ 無人島生活の記 その21 便せんのこと

そういえば今日は空きビンをひろった。
この島はそのうち潮が満ちてしずんでしまうというけれど、ビンに詰めてどこかに埋めておけばメッセージを残せるだろう。
ここに来た時に浜辺で見つけた、ボトルメールみたいに……

いつかまた、この島には人が流れついてくるのかもしれない。
その時のためにボクらもメッセージを残したいけれど……あのボトルメール以上に書くことって、はげましの言葉と、イカダで海に出るのは最後の手段にしといたほうがいいっての以外で……何かあるかな。