Eno.10 エリオ・エリキサ

■ エリオ・エリキサ 無人島生活の記 その22 不安のこと

6日目の朝を迎えた。
早く目が覚めてしまったから、砂浜を眺めに行く。船はまだ見えない。

潮が満ちてしまうほうが先なら、今のうちにイカダを造って備えるのも悪い手じゃないだろう。
沈んでしまうなら、浮いていないと……

でもそれも、みんなと話し合って決めるべきことだ。