Eno.105 杠流流

■ ひとはさんへ 2

……夜はやっぱり少し怖いです。
あの時を思い出しちゃって。
あの無人島にいた時……夜は離れていた方が安全だって、誰とも一緒にいない方が安全だって思い込んでいて。
さっき無意識に、人のいない場所を探していました。

誰かと一緒にいたらその人に襲われるかもしれないし、その時ひとはさんももし一緒で、一緒に倒れちゃったら……全てがお終いになってしまう、って
ここではそんなことないのに。
みんな一緒に協力する仲間なのに。

……わかってるのに。