Eno.10 エリオ・エリキサ

■ エリオ・エリキサ 無人島生活の記 その25 飛び起きたこと

助けの船が来た。乗り込んで、島からどんどん離れていって……
そのうちどこか陸についたみたいだから降りてみたら、そこはあの海水浴に来てたビーチで。
帰ってこれたんだ、って思って街へ向かって走っていって。
ふとどこかのお店のショーウィンドウの照り返しをあびたと思ったら……街はどこかに消えて、全然知らない景色が広がってて……

と、ここまで全部夢。目を覚ましたらまだ明け方だった。
正夢になるといいんだけどな。もちろん帰るところまでで……