RECORD

Eno.178 狭間京香の記録

独白2

「もし、私が。あんな事態を全部解決できたら、皆から認められるようになるのだろうか」

サンドバッグに攻撃を打ち込みながらずっと考えていた。

「あの時、大きな異形の姿を前にして身体が動かなかった」

はっきり言って、納得がいかなかった。
この私が打開できない状況がある等。

「いや、何が怪奇だ、何が神秘だ」

「何だろうと関係ない。私にあんな力がなくたって関係ない」

そして次はない

「私が全て解決すればいい」

「強くなろう。私の強さを肯定する為に」

「私の価値を肯定する為に」

ただ、強者たれ。それが狭間京香の責務なのだから。