RECORD
Eno.279 葦原奏翔の記録
6:一筋の光【葦原奏翔】
「これは他人の受け売りだが……
音楽ってのは気持ちが乗ってる時が一番いい音出す、らしいぜ」
俺がメタフィジカの制御に悩んでいた所、ネム先輩に相談に乗ってもらい
その際に教えてくれた話
其れを聞いて指揮棒を見つめ
あの日のトレーニングの時、自分は己の心に何をしたかを自覚した
気持ちを乗せるどころか気持ちを乗せることを『拒絶』してしまっていた

此れが真実ならストンと腑に落ちて納得がいくもの
表世界が辛すぎて音楽を楽しむ事が出来なくなったから表世界で奏でる事を捨てて裏世界で思いのまま奏でようとした
それなのにそちらでも思いを偽ったり潰すなんて事をすれば不安定にもなろう
元々、この気持ちを守る為だった筈なのに
俺が俺の気持ちを拒絶したら誰がこの気持ちを守るんだと
我ながらバカな事をしたものだよ、本当に
だから俺は…此奴に向き合う事にする
今、居る世界でも好きなものを隠さず、偽らずに
まだ、他者は怖いけれど…きっと彼奴等なら否定をしないと
拒絶なんてしないと、信じたいんだ
…まあ、その前に数年のブランクは本気で埋めなければならんがな…!!実に遠回りに遠回りを重ねてきたな、まったく!!…だが、暗闇に一筋、光が見えた気がするよ
後は其処へ進んでみよう、それから先の事は其処で考えるさ
【葦原奏翔】
音楽ってのは気持ちが乗ってる時が一番いい音出す、らしいぜ」
俺がメタフィジカの制御に悩んでいた所、ネム先輩に相談に乗ってもらい
その際に教えてくれた話
其れを聞いて指揮棒を見つめ
あの日のトレーニングの時、自分は己の心に何をしたかを自覚した
気持ちを乗せるどころか気持ちを乗せることを『拒絶』してしまっていた

「…………そういう事か、そりゃそうだよな」
此れが真実ならストンと腑に落ちて納得がいくもの
表世界が辛すぎて音楽を楽しむ事が出来なくなったから表世界で奏でる事を捨てて裏世界で思いのまま奏でようとした
それなのにそちらでも思いを偽ったり潰すなんて事をすれば不安定にもなろう
元々、この気持ちを守る為だった筈なのに
俺が俺の気持ちを拒絶したら誰がこの気持ちを守るんだと
我ながらバカな事をしたものだよ、本当に
だから俺は…此奴に向き合う事にする
今、居る世界でも好きなものを隠さず、偽らずに
まだ、他者は怖いけれど…きっと彼奴等なら否定をしないと
拒絶なんてしないと、信じたいんだ
…まあ、その前に数年のブランクは本気で埋めなければならんがな…!!実に遠回りに遠回りを重ねてきたな、まったく!!…だが、暗闇に一筋、光が見えた気がするよ
後は其処へ進んでみよう、それから先の事は其処で考えるさ
【葦原奏翔】