RECORD
Eno.319 杠葉 交の記録
そのに
神秘に触れたのは確か中学生くらいの時。
家族で海に行った時に、変な壊れかけの祠を見つけて
たまたまそれに触れてしまったのがきっかけ。
祠の中で消えかけてたソレに左手で触れたことで混ざっちゃったみたい。
僕達、そんなに相性良かったのかな。
それともただ、消えたくないって気持ちが強くて
僕にしがみついただけなのかもね。
自分をカミサマだと名乗るソレとの生活は悪いものじゃなかった。
何だかんだ仲良く過ごして来たよ。喧嘩もしたけどね。
友達はいれど、それは孤立をしないために居る存在で
すごく仲良しな子なんて居なかったんだ。
だから、カミサマは僕だけの秘密の親友のように思えて
僕は普通に受け入れていたんだよね。
…ただ、裏世界に入ってしまったせいで
そこでならカミサマが表に出てこれるなんて
初めて知ったけれど。
しかも蛸足生やしてくるし。ぬめぬめしてるの好きじゃないのに。
それでも何の支障もない。
裏世界は危険だから、カミサマが任せろって。
だから僕は裏世界ではカミサマにも身体を貸してあげるんだ。
ただ身体の中から外を見ているだけなのは退屈だけど
それはカミサマも同じだったんだって分かったから。
そう、だから何の不安もない。
何にもないはずなんだ。
……何にもない、はずだけど。
…もし、もしもだよ。
……もし、1つの身体に2人で居られなくなったら。
……いつか、どちらかが消えないといけなくなったら。

家族で海に行った時に、変な壊れかけの祠を見つけて
たまたまそれに触れてしまったのがきっかけ。
祠の中で消えかけてたソレに左手で触れたことで混ざっちゃったみたい。
僕達、そんなに相性良かったのかな。
それともただ、消えたくないって気持ちが強くて
僕にしがみついただけなのかもね。
自分をカミサマだと名乗るソレとの生活は悪いものじゃなかった。
何だかんだ仲良く過ごして来たよ。喧嘩もしたけどね。
友達はいれど、それは孤立をしないために居る存在で
すごく仲良しな子なんて居なかったんだ。
だから、カミサマは僕だけの秘密の親友のように思えて
僕は普通に受け入れていたんだよね。
…ただ、裏世界に入ってしまったせいで
そこでならカミサマが表に出てこれるなんて
初めて知ったけれど。
しかも蛸足生やしてくるし。ぬめぬめしてるの好きじゃないのに。
それでも何の支障もない。
裏世界は危険だから、カミサマが任せろって。
だから僕は裏世界ではカミサマにも身体を貸してあげるんだ。
ただ身体の中から外を見ているだけなのは退屈だけど
それはカミサマも同じだったんだって分かったから。
そう、だから何の不安もない。
何にもないはずなんだ。
……何にもない、はずだけど。
…もし、もしもだよ。
……もし、1つの身体に2人で居られなくなったら。
……いつか、どちらかが消えないといけなくなったら。

「僕らはどうすれば良いんだろ……」