RECORD
Eno.186 舞坂直哉の記録
4月上旬/始業式
――呉院学院、教室棟。クラス札には1年B組と書いてある。
時刻は始業の少し前。おろしたての制服に身を包み、
これから始まる高校生活に期待と不安が半々であろう
ピカピカの新1年生が席につき、近い席の者と話す声が聞こえる。
始業のチャイムとほぼ同時に、教室前の引き戸が開く。
ガラガラガラ……
胸の下で両手を振りながら入ってきた人物は……
目視で180cmほどの長身。
ピンクアッシュとローズピンクの派手な長髪。
黒いスーツの下にフリフリのドレスシャツにリボンタイ。
バッチリキメたメイク。
男性の声帯から意図的に出している高音。
リアルの女性の口からはほぼ聞いたことがなさそうな女口調。
……俗に言う、オネエと言われる人種である。




時刻は始業の少し前。おろしたての制服に身を包み、
これから始まる高校生活に期待と不安が半々であろう
ピカピカの新1年生が席につき、近い席の者と話す声が聞こえる。
始業のチャイムとほぼ同時に、教室前の引き戸が開く。
ガラガラガラ……

「1年B組のみんな~~~~!!
おっはよ~~~~!!」
目視で180cmほどの長身。
ピンクアッシュとローズピンクの派手な長髪。
黒いスーツの下にフリフリのドレスシャツにリボンタイ。
バッチリキメたメイク。
男性の声帯から意図的に出している高音。
リアルの女性の口からはほぼ聞いたことがなさそうな女口調。
……俗に言う、オネエと言われる人種である。

「早速ですが、ホームルームを始めます♥
まずはみんな、入学おめでとう。呉院学院へようこそ。」

「アタシが1年B組を担当させて貰う……」

おもむろにチョークを手に取り黒板に記入をはじめる。
舞坂 直 哉

「なおちゃん先生って呼んでくれると嬉しいわ。
ことし1年間、よろしくね♥」