RECORD
Eno.53 浅川 葵の記録
浅 川 葵
人にはそれぞれ様々な体質がある
足が速い
記憶力が良い
アレルギー
頭の回転が速い
暑いのが得意寒いのが得意
神秘に惹かれやすい
一般的に想像力や感受性が豊かだとか神経過敏症だとか言われるこの体質は、特に幼い子供のうちによく発現するものだった
そして小学生の葵にももれなく当てはまっているものでもあった
特に行方不明事件を経た後の葵は「神秘から」惹かれやすくなっていた
身の回りではより様々な軽度の怪奇現象が起こるようになり、その全てを母が"処分"する事になる
母から怪奇現象への(物理的な)対処法を教わった小学5年生の葵のランドセルに、いつからか桃色の小さな毛玉が存在するようになった
叩き潰してみたり風に乗せて飛ばしてみたり、はたまた燃やしてみたり、ランドセルを変えてみたり…
様々な工夫の数日後にはそれらを嘲笑うかのように新しい毛玉がランドセルに舞い戻っていた
ただ、毛玉も毛玉で何もすることなく、ただただランドセルの中に有るだけだった
「ケセランパサラン」のような良性の怪奇の可能性も否定できなかったため、母との相談のうえ、ランドセルの中で経過を見ることになった
足が速い
記憶力が良い
アレルギー
頭の回転が速い
暑いのが得意寒いのが得意
神秘に惹かれやすい
一般的に想像力や感受性が豊かだとか神経過敏症だとか言われるこの体質は、特に幼い子供のうちによく発現するものだった
そして小学生の葵にももれなく当てはまっているものでもあった
特に行方不明事件を経た後の葵は「神秘から」惹かれやすくなっていた
身の回りではより様々な軽度の怪奇現象が起こるようになり、その全てを母が"処分"する事になる
母から怪奇現象への(物理的な)対処法を教わった小学5年生の葵のランドセルに、いつからか桃色の小さな毛玉が存在するようになった
叩き潰してみたり風に乗せて飛ばしてみたり、はたまた燃やしてみたり、ランドセルを変えてみたり…
様々な工夫の数日後にはそれらを嘲笑うかのように新しい毛玉がランドセルに舞い戻っていた
ただ、毛玉も毛玉で何もすることなく、ただただランドセルの中に有るだけだった
「ケセランパサラン」のような良性の怪奇の可能性も否定できなかったため、母との相談のうえ、ランドセルの中で経過を見ることになった