RECORD

Eno.279 葦原奏翔の記録

12:陽が出ずる果てに【葦原奏翔&アムドゥスキアス】

夜の帳が降りたかのように先の見えなかった闇の中
手探りの中、歩き続けて
皆と出会い、お前優希と出会い、家族と共にお前優希を救い
そうして俺はお前優希に救われたのだ
―――陽は昇った
その果てにあったのはかけがえのない者達との繋がりだった

心の疵はまだ癒えない
きっと大人になっても爺になっても残るだろう
でも、それでも
俺は"好き"に生きていいと言われたから
俺はこの世界で"好き"に全力で生きていく
この心の疵と共に



「お前も、共に居てくれよ?我が相棒アムドゥスキアス
お前とも演奏したいのだからな」


『ハハハ、随分と吹っ切れたようで
"Yes, my lord、我は何時でも汝と共に"』


では一つ、貴方に教えよう
我が汝に与えたその力、その本来の力を発揮する為の詠唱は―――

「…………だから何で直ぐ言わないんだよそういう重要なこと…!


『…聞かれなかったので?ああ…負荷は据え置きだ
精々、沢山疵を再認識するといい』


「お前、次に顕現したら3発くらい殴るからな覚えとけ!」


『ハッハハハハ、やれるものならやってみるといい』


「此奴…!!」


音楽家のなり損ないの少年は
好きを、夢を諦めないと決めた
数多の繋がりの中で色々な事を識り、学び、得ながら生きていくのだ



【葦原奏翔&アムドゥスキアス】