RECORD

Eno.367 日上 晴の記録

記憶

向日葵村と言うらしい。
向日葵畑があちこちにあるからということらしい。

泊まり込みの荷物を持って、バスに乗り込んで、のんびりぶらり。
合宿だけど小旅行の気分で揺られて車窓からの風景を見ていた。

煉瓦造りのトンネルは真っ暗で、車内でも何も見えなくなったと思ったら、すぐに光が見えてきて、住んでいるところよりもずっと田舎の風景が広がっていた。

ぽつんと寂れたバス停で俺たちは降りた。
降りて田舎道を縦一列になって歩いて、その途中で雨が降ってきた。
雨は次第に強くなってどしゃ降りの雨になって、最悪だーだなんてみんなで愚痴を投げ掛けていた。
そんな時間が楽しかった。

村に着いたら、村長と思われる老人に迎えられた。
部長が前もってあれこれ手配をしてくれていたらしい。
部長は頼れる人だなぁと思っていたし、誰にも気配り出来る人でもあった。
こんな雨じゃなかったら、気分は上がれたけどな。

…泊まり先に向かう時だったけ。
































彼女と目が合ったのは。