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Eno.372 橘ネムの記録

【研究レポート2】形而学心象心理の武装化現象

形而学とは感覚的な経験を超えた世界を対象とする学問だ。
言ってしまえば、深層心理世界の存在。
メフィスターはこれらの世界を武装として具現化し、外界に影響を及ぼすことを可能にする。
それは武装を通じて外界へ干渉するということであり、メフィスターは自己境界と他者境界の境が曖昧になる事が多い。
一種の世界への確変。ごく小さな範囲での世界の塗り替えである。
小さくとも確実に行われているその力は、微小な神秘氾濫と言っても過言ではない。

故に、メタフィジカは表世界においては世界の影響力を大きく受ける。
物理法則が世界のルールとなっている表の世界は、物理法則どいう絶対的な神秘によって事象が固定された空間といってもいい。
それゆえ、裏世界に比べ神秘の力の発露が不安定となり、神秘は力を失っているともいえる。

メタフィジカによる微小な神秘氾濫、世界法則の塗り替えは人という単一存在が起こす世界法則の決定だ。
これが出力を上げた時、メタフィジカによる影響は瞬く間に大きな世界を塗り替える事象になる。
言ってしまえば、自分の世界に塗り替えてしまうのだ。

そしてメフィスターの多くは、精神に不安を抱えているものたちだ。
不安定な精神をそのまま周囲に押し付ければ、ほころびが発生するのが当然といえよう。
そうなれば自身の精神にもそれが影響し、メフィスターはその影響を強くうける事になる。

不安定になった自己世界が膨れ上がった場合、それはメフィスターの精神を深く蝕む事だろう。
そうなれば精神の安定は崩れ、不可逆的な崩壊を引き起こす。
それにより発生する暴走は、後述の【エンダー化】の発生へと繋がる。

【研究レポート3】エンダー化に続く