RECORD

Eno.232 月影誠の記録

自己紹介


「俺は束都高校2年、月影 誠!」



「幼い頃、ため池にザリガニ釣りをしようと遊びに行って裏世界に迷いこんでしまった!」


クロ
「ガル……」
(訳:あのときあんなしょーもないことで迷い込んでいたのか小僧……)



「とにかく帰ろうと無我夢中になっていていた俺は、
 背後から近づいて来る山犬に気づかなかった」


クロ
「ガル」
(訳:儂は山犬ではなく狼だが?)



「似たようなもんだろ」


クロ
「ガァッ???」
(訳:違うが???)



「俺はその山犬に吠えられ、後を追いかけると……」


クロ
「ガルル」
(訳:今更だが恐怖心なく追うなよ)





「元の世界に戻ってきた!!」


クロ
「ル」
(訳:出口に連れていったからな)





「裏世界や神秘がバレたら、俺は命を狙われ、裏世界の奴らにも被害が及ぶ……」


クロ
「ウォウッ!」
(訳:神秘は秘密であれって意味を壮大に解釈すな!)





「山犬ことクロの助言で裏世界や神秘の存在を黙っておくことにした俺は
 兄貴にどこへ行っていたのかを聞かれて、」



「とっさに姫路駅と答え、地元から姫路駅に行くことの面倒くささより、
 嘘をついて何かよからぬことをしたのだと疑われた……」


クロ
「オウ……」
(訳:Oh……)







「こいつは裏世界に生きる山犬、クロだ」


クロ
「ガゥ」
(訳:だから狼だと)



「俺が裏世界に迷い込んだ時に表世界へと導いてくれて、今では大切な相棒だ」




「神秘に適正がある者が迷い込んだとき、
 出口へと導き裏世界の治安維持に貢献している」



「この間は幼い女の子に声をかけて……怯えて逃げ出されてしまった……」


クロ
「ウォウ!」
(訳:余計なお世話だ!)







「人間であっても今を生きているのは同じ!」



「怖い物なしのビジター!」





「今日も俺と共にハイになれ!」




クロ
「…………」


クロ
「……ガゥ、ルル」
(しかし、物凄くこれから事件が始まりそうな自己紹介だな)



「実際これから事件が起こる予感がしないか?」


クロ
「ガルルルル!」
(訳:そんなこと言ってたら本当に起きるだろ!)