RECORD

Eno.41 井綱 采輝梛の記録

私の12年間

「采輝梛、あなたは生きて。
後悔のないように、ね。」

お姉様はそれだけを約束して。

私の手の中で命を落とした。

それから12年。

ずっと、ずっと。

現実だけを見据えて。

立派になろうとして。

後ろを振り返る事も出来なくて。

ずっと歩き続けていたんだろう。

それは小さな綻びから崩れるもので。

あのアリーナでの一件、そして今回の出来事は、転機だったんだろうな。

…私は、立派にはまだ程遠い様です。
だから、少しずつ、向き合っていこうと思います。

それが、今生きている私の出来ること、ですから。


…そして。

私のもう1人の恩人のお墓参りも、したいと思います。