RECORD

Eno.658 九鬼トーマの記録

うわ~

ついに機関から依頼がきた
話があってからしばらく何もなかったから
実は夢だったんじゃない?って思ってたんだけど

どきどきしながら中見たら
全然、裏世界関係なくて
水汲んで来るとか、ごみ拾いとか、そんな感じ
正直ほっとした

チカには友達守るとか偉そうなこと言ったけど
勉強会であの人が言ってたみたいに
もし人の形した怪奇と戦ってなんて言われたら
自分から攻撃しに行く勇気、まだ無いし

実感が無いんだ
境界のゆらぎとか、なんとか、色々言われたし
始めて裏世界に迷い込んだ時、変な影に追い回されて怖い思いはしたけど
まだおれの日常は続いてるし、太陽はちゃんと動いてるし、中間考査だってくる
神秘に対応する機関が3つもあって、臨時でもあれだけ人がいるなら
多分、一人くらい何もしなくても、なんとかはなるって正直思ってしまう

じゃあおれが、沢山いる民間協力者やインターンシップ生の中の一人じゃなくて、
おれ自身が動くべき理由は

百合織と話したとき
友達が裏世界に来てないなら、その方がいいって
ちょっと心細いけど、危ない目に合う友達は少ない方がいいって
あれすごくしっくりきたんだ

友達とか、知り合い助けたいなら
誰かに期待するより自分が動いた方が手っ取り早くて
何かが起こってから後悔するよりずっといい


次、依頼の更新が来るまでに、ちゃんと気持ちの整理しておく