RECORD
Eno.598 鍵原 祝詞の記録






『怒髪天を衝く、紫紺の芍薬は尽く、6秒待てども熱く。』
ピアッシング・ピオニー

「ん、左目の下のコレ?」

「あー、実はコレ泣きボクロじゃないんよ。
若干マットで平たいから時々聞かれんだけど、コレもピアスなんだわ。」

「目の下に縦に開けたピアスをティアドロップって言うんだけど、因みに横に開いてんのはアンチアイブロウね。
俺は耳も唇もめっちゃ開けてるけど、そっちも場所ごとにちゃんと名前があってさー。まぁ流石に全部は覚えてねぇわー。」

「後は名前は知らねぇけど、舌と首と鎖骨と、臍も開いてる。
……良いとこの坊っちゃんがそんなにバカスカ穴開けて叱られないのかって?」

「それがさ、コレ家の方針で開けてんのもあるんだよねー。
それに、寧ろこんだけ無きゃ困るんだわ。」

「いや本当だって、今回はテキトーじゃないよ?
あー待って!! 本当の事言うって!!
本当は反抗期に開けまくってたってだけだから!!!」
『怒髪天を衝く、紫紺の芍薬は尽く、6秒待てども熱く。』