RECORD

Eno.251 鳴宮優希の記録

【8.戦闘訓練と今後の課題】

 
 特務心装部の皆で集まって、戦闘訓練をした。
 橘先輩のチーム分けで、
 僕は百華、棗、歌音同じチームになった。
 旭先輩に引率されて、向かったのは売店側。

──最初は、調子が良かった。


 威力に優れる百華、速度と身軽さに優れる棗。
 僕は鎖と槍で多彩に攻撃。歌音は後ろで回復。
 途中で落ちてきた翼持つ女の子は、
 僕らに防壁を張ってくれた。

 連携も悪くなかったと思ってる。
 僕らはきっと、良いチームだったはずなんだ。

だけど。


 鳥たちは倒した。ちょっと休憩。
 その後に来た犬たちは素早くて。
 棗は大怪我を負ってメタフィジカ発現になったし、
 僕の方は僕の方で。

「────は?」


 どうして、どうして。
 僕の呼び出した鎖は、僕自身を縛ったのか。
 お母さまの元から逃げられたのに。
 一体、一体、何が悪かったのか。

──どうして。


 僕を未だに縛るものは、何?
 考えようとすると、胸が苦しくて仕方ない。
 僕に絡み付く鎖は、何?

 周りが助けてくれなかったら、
 自縄自縛で僕は死ぬところだった。

「……くる、し、」


 課題がひとつ、見えてきた。
 だけどどうすれば良いか、分かんないよ。