RECORD

Eno.423 甘露 繋の記録

僕だって怖いと言えたなら

いよいよ始まってしまったんだなと思っている。

カレントコーポレーションの人に「二つ一組で使える道具はないか」と
ちょっと無茶なお願いをしたところ、
軽量だけど脆い素材のシールドと警棒(っぽい)ものを
持たされた。

ああ…これで本当に殴るんだ。
殴られたりするんだ……

裏世界に現れたのはとうふを名乗る発泡スチロールみたいな物体だったり、
「中二病を拗らせた」のカタマリのような怪奇だった。

僕が片目に前髪を長めに伸ばしているのがそんなに気になるのかよ。
何にもないよ、あっちいってくれ。
あっち行って欲しいけど、僕の身体はむしろ前に出る。
怖いさ。怪奇だもん。知らないもの、得体の知れないもの、怖いけど。

痛いのは、どうしてかあまり怖くない。

僕はこの感覚を……いや、ダメだ。それは本当にダメ。
この思考・・を言葉にしたら、ほんっとうに皆に顔向けできない!