RECORD

Eno.29 兎足守 万寿麿の記録

魂の謳

――― 奴吾は 特別な力を持たない

場を支配する氷の異能も
流麗で苛烈な剣の御業も
正確無比な銃撃の腕も
傷を治す癒しの力も

………何も………何も 無い

それでも、戦う理由だけは ある
だから奴吾は前へ進む
大切なものを 守り続ける為に ―――






「―――覚醒めざめの時は近い
 火万ほよろづの種火よ よく聞くがいい
 それは………万物が持ち得る力
 の一歩手前にある、の極致

 即ち―――」




可能性みらい



「―――発露せよ 己が願うその先を
 神秘あいは………それに応えてくれる
 君のこころは識っているはずだ
 すぐ傍に在るものを―――」





可能性の発露デュナミス・ブラスト



「―――そして忘れるな
 君は ただの人・・・・なのだと―――」