RECORD
Eno.297 鈴峰瑞香の記録
当然だろ?
カワイイは尊重されて、ちやほやされて、とびっきりに甘やかされるべきなんだ。
だから今日の最大に近付く為にオシャレをする。
整えた髪、
自然な化粧、
綺麗に磨いた爪、
スキンケアは欠かさずに。
小道具や所作にだって気を付けるのを忘れない。
お菓子……は、少なくする代わりに、運動をすればよし。いいよな?
カワイイは自分のためのプレゼント。小さな頑張りをいくつもやって、初めてご褒美になるんだ。
今が、一番瑞々しくて、若いんだから、いつだって怠らない。
カワイイは作れる!
そんな日々を過ごしていた中だった、スマートデバイスに連絡が届いたのは。
市長秘書だっけ? とにかく普通は会わないような相手に呼び出されたものだから僕のかわいさが遂に有名になったか? ――と思ったら、違った。クソが。
神秘から守って、また神秘を守れとその人は言う。
おファンタジー世界の話なら、ゲームか、演劇の中にしてくれよ。普通の、多摩科連に所属している学生ならそう思う。
だって科学に対して、完全に喧嘩を売ってるような話だ、その辺の駅前でラジカセ使って政治放送しているジジイだってもう少しマシな講釈を垂れてくれる。真面目に聞いたことなんかないけど。
けれど、けれどだ。人間は見たものを信じ、見えないものに信仰を築くいきものだ。
普通の学徒なら一蹴する、この問題に、僕は首を縦に振って返した。
裏世界。
実際に迷い込んだのは、あのニセモノの住宅街が広がる夕焼けが、初めてだったけれど、確かに僕は神秘世界と怪奇をこの目で見て、触れている。
科学や技術では解明できない、解明してはならない、そんなものがそこにあった。
一説には神ってああいうのを言うんじゃあないかな。もしかしたらよく名前の聞く神も怪奇なのかもしれない。
とにかく、その日から僕はただの学生だけでなく、機関にも所属する人間になったのである。
どうしてと聞かれたら、神秘に触れてしまったから。なんてみみっちい理由だけじゃない。
カワイイは、正義なのである!
当然だろ?
だから、僕は正義のミカタってやつをしているんだ。ほめてくれたって良いんだぜ?
カワイイは正義
当然だろ?
カワイイは尊重されて、ちやほやされて、とびっきりに甘やかされるべきなんだ。
だから今日の最大に近付く為にオシャレをする。
整えた髪、
自然な化粧、
綺麗に磨いた爪、
スキンケアは欠かさずに。
小道具や所作にだって気を付けるのを忘れない。
お菓子……は、少なくする代わりに、運動をすればよし。いいよな?
カワイイは自分のためのプレゼント。小さな頑張りをいくつもやって、初めてご褒美になるんだ。
今が、一番瑞々しくて、若いんだから、いつだって怠らない。
カワイイは作れる!
そんな日々を過ごしていた中だった、スマートデバイスに連絡が届いたのは。
市長秘書だっけ? とにかく普通は会わないような相手に呼び出されたものだから僕のかわいさが遂に有名になったか? ――と思ったら、違った。クソが。
神秘から守って、また神秘を守れとその人は言う。
おファンタジー世界の話なら、ゲームか、演劇の中にしてくれよ。普通の、多摩科連に所属している学生ならそう思う。
だって科学に対して、完全に喧嘩を売ってるような話だ、その辺の駅前でラジカセ使って政治放送しているジジイだってもう少しマシな講釈を垂れてくれる。真面目に聞いたことなんかないけど。
けれど、けれどだ。人間は見たものを信じ、見えないものに信仰を築くいきものだ。
普通の学徒なら一蹴する、この問題に、僕は首を縦に振って返した。
裏世界。
実際に迷い込んだのは、あのニセモノの住宅街が広がる夕焼けが、初めてだったけれど、確かに僕は神秘世界と怪奇をこの目で見て、触れている。
科学や技術では解明できない、解明してはならない、そんなものがそこにあった。
一説には神ってああいうのを言うんじゃあないかな。もしかしたらよく名前の聞く神も怪奇なのかもしれない。
とにかく、その日から僕はただの学生だけでなく、機関にも所属する人間になったのである。
どうしてと聞かれたら、神秘に触れてしまったから。なんてみみっちい理由だけじゃない。
カワイイは、正義なのである!
当然だろ?
だから、僕は正義のミカタってやつをしているんだ。ほめてくれたって良いんだぜ?