RECORD
Eno.299 九十八 陣(にたらず じん)の記録
3
今思えば、あの時に目が覚めていたのは奇跡だったのかもしれない。
痛む右目を抑えながら起き上がれば、彼らの会話が聞こえてくる。
いまだにぐるぐると回る頭で、聞いていた。
どうして自分の右目を無くしたのか。
彼らが何をしようとしているのか。
自分を、何にしようとしているのか。
どうしてアレを持っているのか。
知ってしまった。
────いつか自分に見せてきた、御神体を埋め込んで、本物の神様を作ろうとしていることを知ってしまった。
気づけば、自分は走り出していて。
いくつかの扉を開けた先には、赤い空が広がっていた。
痛む右目を抑えながら起き上がれば、彼らの会話が聞こえてくる。
いまだにぐるぐると回る頭で、聞いていた。
どうして自分の右目を無くしたのか。
彼らが何をしようとしているのか。
自分を、何にしようとしているのか。
どうしてアレを持っているのか。
知ってしまった。
────いつか自分に見せてきた、御神体を埋め込んで、本物の神様を作ろうとしていることを知ってしまった。
気づけば、自分は走り出していて。
いくつかの扉を開けた先には、赤い空が広がっていた。