RECORD

Eno.200 確井 政則の記録

XXX0501 敵性神秘との接触についての報告

【概要】

裏世界、北摩西部森林地帯にて敵対反応を示す神秘生命と接触。
交戦時の戦闘データおよび当該神秘の基礎情報の報告内容をここに記す。

【当該神秘情報】

小型の人型。 小鬼(※1)の近縁種と推測される。

【武器】

『RM-012 (再編神装:鎌鼬)』  提供:カレントコーポレーション 神秘技術部 ○○様
『RM-017 (再編神装:殺生石)』 提供:同上

【武器性能記録】

使用者神秘率(作戦前測定):3%
使用者神秘率(作戦後測定):4%
▼RM-012
●実弾射撃 4発 命中3発(足/腕/胴体)
  有効部位 胴体(人間の心臓部にあたる箇所)
●神秘射撃 2発 命中2発(胴体/頭部)
  有効部位 頭部
神秘による射撃は有効射程が長いため遠距離戦闘にて有効。
攻撃が有効な部位は人間の性質と近い。
いずれも再装填は未実施。
▼【武器性能記録 RM-017】
有効射程 15m程度(使用者の投擲能力に依存)
神秘能力 有効
投擲、能力の発現から5秒程度経過時点で当該神秘の反応を確認。
討伐後に硫化水素の吸引に起因する初期症状を確認。

【補足】

敵性神秘に接敵された際、石に躓くなどの不運に見舞われた。
個人の不注意の可能性もあるが、敵の文献情報(※1)から不運を引き起こす性質がある可能性も推測。
次回交戦時には接敵された時とそうでない時の事象の頻度について再調査を行う所存。

【参考文献】

※1 心因の病と妖怪 溟々書房


「…全く、折角の長期休みだというのに」


呉院学院に入学して、1年と少し。
学校での生活にこそ慣れてきたが、それでもこの日常が小説よりも奇なるものだとは理解出来る。
"神秘"と括られる、超常の事象の数々。それは案外御伽噺でもなく、案外法則があるらしい。
ならば…それを知りたいと思うのは不自然でもないだろう。
神秘を暴き、既存の法則に加え、新たな技術の裾野を広げる…
人生設計としてはややリスクがあるが、同時に興味深い。 端的に言えば───

「実に面白い」