RECORD

Eno.372 橘ネムの記録

【報告書】哭甲1

甲虫のような意匠をもつエンダー個体。
バーナーのような緑の炎を全身から吹き出しており、大剣と大盾を持つ。



哭甲は、様々な地で目撃証言のあるエンダー個体である。
基本的に荒廃した場所、戦闘が繰り広げられている場所に現れる傾向があり、戦闘の気配を察知し交戦行動に入る事が確認されている。
現在の所行動基準は不明である。


【以下戦闘能力】
・基本的な身体能力。
重機を思わせる膂力と、一流アスリート並のスピードを持つ。
パワーはアリーナの壁をいともたやすく崩壊させる威力を持ち、現状目撃されているエンダー個体の中でも屈指の破壊力を持つ。
スピードは他エンダー個体に比べれば鈍重だが、それでも鍛え抜かれた人間と遜色ない動きが可能。
耐久力は非常に高く、交戦した者からは”鋼の塊を叩いているよう”と形容されている。

・鋼の体。
哭甲の肉体は鋼に似た性質を持つ物質で構成されている。
尋常ではない硬さを誇り、生半可な攻撃では物理、神秘問わず傷一つつかない事が予想される。
関節部は外殻に比べれば比較的柔らかいようだが、それでも金属に準じた硬さを持つことは変わらない。
反面、鋼に似た性質を持つ為急激な加熱で赤熱化し、その状態では攻撃の通りがよくなるのが確認されている。

・大剣、大盾
哭甲が持つ大型武器であり、どちらも超重量。
大剣は6尺を越え、哭甲の外殻と同じく鋼のような硬さと重さを誇る。
大盾はいくつもの巨大なカッターの刃が重なったような外見をしており、状況に応じて分離、空中に展開する姿が確認されている。
どちらも恐ろしく硬く、哭甲の攻撃と防御を司る。


・バーナー攻撃
哭甲は全身に噴射口を持っており、そこからバーナーのような緑色の火を放つことが可能。
この炎の火力は岩を融解させるほどの高温であり、バーナーに触れたものは蒸発するように溶けていく。
また、武器に炎を纏わせる事も可能であり、その場合射程と破壊力が飛躍的に上昇することが確認されている。

反面、バーナーの火を使用しすぎると自身に熱が籠るらしく、過剰に使用するとオーバーヒートを引き起こす。






存在の危険度が非常に高い事から、これらの情報は特例的にすべての神秘関係者が確認可能なものとする。
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