RECORD
Eno.472 志瀬津 拳悟の記録
自己同一性
俺は。
俺の事をシセツケンゴだと思えていなかった。
気づいたら、俺は山陰地方に居たし、今までの事もずっと自分の記憶というよりも。
誰かから話されてそれを自分の記憶だと思い込んでるような感覚があった。
それでも、周りは俺をシセツケンゴとして扱ったし、俺もそれを演じていた。
演じなきゃいけないと思い続けていた。
それで一度、失敗をする。
古い友人の一人だ。よすがと、ショウゴとも違う友人。
彼女と話していると、シセツケンゴと俺は別人のように思えたようで。
キミは誰。と言われた。
記憶では俺は俺で。あの子はあの子で。
話した内容も、何もオレが言いそうなことだったのに。
それでも、違和感が感じられた。感じ取られてしまった。
ああ。俺って結局。オレじゃなかったんだ、と思った。
それでも、ずっと俺はオレを演じ続けていた。
続けないと、何者かすらわからなくなりそうだったから。
シセツケンゴの想い、記憶。それを継いだ人形であったとしても。
でも、よすがはケンくんと言ってくれていた。
違和感はないんだ、って思い続けていた。
だから、俺はその間オレでいられた。
でも、よすがは俺じゃない。識を選んだ。
だから、ああ。俺はやっぱりマガイモノなんだって思ってしまった。
でも、違った。
俺はオレで。オレは俺だったんだ。
もう偽らなくても。演じようとしなくても、俺なんだ。
よすがの言葉で俺は救われた。
だから、ありがとう。
キミのおかげで俺は、前にやっと進める。
もう、何も諦めない。
俺の事をシセツケンゴだと思えていなかった。
気づいたら、俺は山陰地方に居たし、今までの事もずっと自分の記憶というよりも。
誰かから話されてそれを自分の記憶だと思い込んでるような感覚があった。
それでも、周りは俺をシセツケンゴとして扱ったし、俺もそれを演じていた。
演じなきゃいけないと思い続けていた。
それで一度、失敗をする。
古い友人の一人だ。よすがと、ショウゴとも違う友人。
彼女と話していると、シセツケンゴと俺は別人のように思えたようで。
キミは誰。と言われた。
記憶では俺は俺で。あの子はあの子で。
話した内容も、何もオレが言いそうなことだったのに。
それでも、違和感が感じられた。感じ取られてしまった。
ああ。俺って結局。オレじゃなかったんだ、と思った。
それでも、ずっと俺はオレを演じ続けていた。
続けないと、何者かすらわからなくなりそうだったから。
シセツケンゴの想い、記憶。それを継いだ人形であったとしても。
でも、よすがはケンくんと言ってくれていた。
違和感はないんだ、って思い続けていた。
だから、俺はその間オレでいられた。
でも、よすがは俺じゃない。識を選んだ。
だから、ああ。俺はやっぱりマガイモノなんだって思ってしまった。
でも、違った。
俺はオレで。オレは俺だったんだ。
もう偽らなくても。演じようとしなくても、俺なんだ。
よすがの言葉で俺は救われた。
だから、ありがとう。
キミのおかげで俺は、前にやっと進める。
もう、何も諦めない。