RECORD

Eno.268 飯屋 彩禍の記録

『世界』

貴方の世界に私はいますか?
私の世界に貴方はいます。

私は見ています。ええ。
この目から、貴方の活躍を祈って。

ですから、貴方の世界には私はまだいないかもしれません。
別にそうでなくとも良いのです。

目を向けること。背けないこと。
興味を持つこと。
何れも定命の身では容易ではないでしょうから。
少しの輝きを拾い上げてみましょう。
一人でどうにもならないと思ったら、すぐ隣を見てみるのも良いでしょう。

貴方はきっと一人ではない。
例え一人であるかのようであっても。


―だって、人は一人では生きていけませんよね?
一人では生存の証明ができないのですから。
きっとそうですよ、えぇ。

その身体が、その心が動くうちに、
事を成しましょう。
世界はきっと応えてくれますから。


―天は見ています。貴方の行いを。
誰も見ていなかったとしても、見ています。

そう信じたいものですね。