RECORD
Eno.559 赫岬理恵子/理恵奈/理恵美の記録
赤い靴の群れ──それでも行きたい
私、今日、表世界の家じゃなくて、裏世界で寝たの。
布は硬いし、光は揺れるし、音は聞こえないほうが多いのに、
それでも、ここで眠るときのほうが、素直に眠れる気がする。
わたし、裏世界のことは好きよ。
好きじゃないと、生きていけないから。
でも──
表世界への憧れは、止められないの。
依頼がある。任務がある。生活もある。
それでもわたしは、理由がわからないまま、表世界に惹かれていく。
どうしてかしら。
何を見たくて、何に触れたくて、
わたしはこんなに、「そこに行きたい」と思うの。
わたしは、増えたい。
それ以上に、行きたい。
その衝動の源が、わからないの。
でも、
わからなくても、行きたいと思うことって、あるのね。
布は硬いし、光は揺れるし、音は聞こえないほうが多いのに、
それでも、ここで眠るときのほうが、素直に眠れる気がする。
わたし、裏世界のことは好きよ。
好きじゃないと、生きていけないから。
でも──
表世界への憧れは、止められないの。
依頼がある。任務がある。生活もある。
それでもわたしは、理由がわからないまま、表世界に惹かれていく。
どうしてかしら。
何を見たくて、何に触れたくて、
わたしはこんなに、「そこに行きたい」と思うの。
わたしは、増えたい。
それ以上に、行きたい。
その衝動の源が、わからないの。
でも、
わからなくても、行きたいと思うことって、あるのね。