RECORD

Eno.276 秦 秋葉の記録

束都高校2-3組業務用扇風機戦争~聖戦編~


今、ワタシは戦場にホームセンター居る…。
今、これからワタシの足は死地値引きに向かう。


さぁ、私は帰らねばならない。
この戦、負けられない。日々の日差しは熱く湿った空気は喉に張り付いて。
体を打つ汗が気持ちが悪い。もー、ここ最近の気温の乱高下が死ぬ程大変だからヤバイ。



さぁ、口八丁を持って挑み続けろ。
火をくべて火にまみれろなんかそれっぽい事言っとけ。
これは、ただ一人戦に赴き、戦の中を駆け抜け。戦を謳歌せよ…!!!そうしたらソレっぽい雰囲気でるアルねぇ!




「さぁ…いっちょやってやるか…。この一世一代の大勝負…!!!



          値引き勝負になぁ!























「ようこそ、お客様」



上半身裸の、ゴリゴリに鍛えられし体の店員が此方に腕を組みながら話しかけてくる。
値切りをしたいのであれば、此処を超えてみせろと圧がする。


く…!このプレッシャーただものじゃねぇ…!
チラリ、と名札を確認(なおこの場合は額に社員証が張り付いているものとする)すると
”エリアマネージャー”の文字…なるほどなぁ…。
相手にとって不足はなし。…ファサァ…!!とホームセンターという名の舞台に束都高校のブレザーを投げ捨てる(良い子はやめましょう)

「かかってきな、…お前を倒して…その扇風機はワタシが貰ってカエルね…!!」



「笑止…!!!!!それならばやってみてください、お客様…!」





カン!!!っと戦いのゴングホムセンの自転車のベルが鳴る。

唸る拳、とどろく地響き。飛び散る舌戦、怒鳴りあう値引き戦争。
まだまだステージは開けたばかり

手に汗握るこの戦い…最後に立つのは…・!!!!!!!!!!!!!



この聖戦を勝ち残るのは…誰だ…!!!!!!!!!



















……そうして、この戦場に1人…孤独に勝利した王が生誕した…。
その手にトロフィーと王冠のシンボル業務用扇風機を手に…。


「…戦いは、何時だってむなしいモノネ・・・」



王は1人、ホームセンターでぽつりとつぶやいた



















※この物語はフィクションです。実際の団体などには関係がありません。
 迷惑なのでやめましょう。これはフィクションです…