RECORD

Eno.367 日上 晴の記録

6月6日

祭り。

神社でよくやっていた。
祭事に合わせて多くの人が参拝に来てくれるようにとやっていた。

祭りとなれば地元の人たちが多く訪れる。
こぞって地元を盛り上げようとあれこれ催し物、屋台を出していく。
夜になれば、屋台の明かりや神社の灯りが灯って、夜の祭りを彩ってくれる。
盛り上げて盛り上げて、神社に訪れる機会を作って廃れないようにする。
俺が知っている祭りの姿だ。
そんな祭りの雰囲気が、好きだった。

祭りとなれば人が多く集まる。
多く集まると、そこは人で溢れかえってくる。
人が多いと、迷子も出る。
こんな人混みの中で、暗闇に入ってしまって、迷子になったら…


もうそこに戻れないような気がしていた。














昔も、今も、思う。
今なら雑踏の中で消えても、誰も気づきはしないんだろうな。なんて。