RECORD

Eno.279 葦原奏翔の記録

21:紫水晶と煙水晶の恋【葦原奏翔】

優希に祭り初日に受けた告白の返事をした
特務心装部で皆から色々と言われながら自分の気持ちや言動を省みて
気持ちを今更ながら自覚して
自覚してしまった手前、口で誘うのは恥ずかしかったから
彼奴の部屋に最後の祭りを誘う手紙を入れて、祭りに行くために準備をして

そして祭り会場である神社の河の清流が望める場所で告白を…という

俺は不器用だ
気の利いた事を言えない
言葉を飾る器用さなんてのはない
そして自分に自信もない
我ながら呆れ返るくらい鈍感だし
彼奴を幸せに出来るのかとか、彼奴は幸せだろうかとか何時だって考えてしまうくらいの小心者臆病者
けれど、けれども
そんな俺であっても彼奴は好きだと言うのならば
……それに応えたい、幸せにしたい
だからとは言わないけれど
今後も その…恋人として 宜しくな、優希



紫水晶は煙水晶に恋をして気持ちを伝え
煙水晶は己の気持ちを自覚して
そうして2つの水晶は晴れて結ばれる運びとなったという




【葦原奏翔】