RECORD
Eno.102 不明門通 辰巳の記録
楽しい時間はあっちゅうまに過ぎていくモノでして。
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【日記19】お祭りの話2
楽しい時間はあっちゅうまに過ぎていくモノでして。
「ちゃんと覚えてたか。せやでえ。
ホンマは手水舎からやり方あるけど省略。
軽めの挨拶で十分足りるやろ」
「ほなやるかあ。河原様、河原様。
お祭りの場所貸してくれはっておおきにねえ」
🙇♂️🙇♂️👏👏🙇♂️ \二礼二拍手一礼/
「おざなりにやったら祟られるかも知らへんで。
まあ祭りの日やし大目に見てくれはるか」
二礼、二拍手、挟んで一礼。最後は深々と頭を下げた。
「うええ~~怖い事言わんといて~~~」
ぴいぴい言いながら挨拶を終え、その場を後にする。
参道の端を歩きながら、ふと振り返った。
「───。」
河原様は水神。水神はその象徴として水にちなんだ者の姿をとる。
魚や蛇───そして龍の姿。
なんとなく親しみを感じるのは何故なのだろう。
ぼうっと本殿を見ていると従兄弟から催促の声がした。
「おい辰巳!突っ立ってないではよ歩き!
まだ店の片づけ残ってんねんキビキビ歩け!」
「わ、分かってるよー!待ってショウ兄!」








