RECORD

Eno.7 瀬波 りり子の記録

りり子のパーツその2:基礎骨格


いつか誰かがこれを読むとき、何かの役に立つように。
当機の……"私"の身体に使われているパーツについて、
ひとつずつ説明をしていこうと思います。

ふたつめ、ヒトがヒトと分類される条件のひとつ、骨格。



MSTR-22LW-H-O[Ririko]
ライダース・フレーム・ライトウェイトタイプ・ヒューマンスケール・オーダーメイド
りり子モデル




このパーツは、私の全身を支える骨格。
ヒトの骨と役割を同じくし、走るにも殴るにも重要な、
他のどれよりも欠けてはいけないパーツです。



あらゆる金属の扱いに長けたパーツ開発企業、
メタルスキスキ・ラボラトリィ。
私の「ヒトくらい軽くてアンドロイドくらい強いパーツ作って!」などという
適当で無茶なオーダーにも、そういうときのためにこそ我々がいるとでも言いたげに
文句ひとつなく製作してくれました。というか喜んでいました。

"当機"と違い、”私”は一般高校生。
超重量で高出力、パワフルなフレームなどは必要ありません。
よって、できるだけヒトに近い重さのまま、
日常使用に十分なものを用意してもらったわけです。

珍しい金属を必要としてしまいましたが、
これについてはまさしく偶然、私の国の星に埋まっていたことが判明しました。
私の星の環境管理は姉に手伝ってもらっていたので、
そのときに配慮をしてもらっていたのかもしれませんね。



骨はあくまで骨。特殊機能はありません。
よってこのパーツの説明はこれで一旦終わりになります。
次は……血にしましょうか。
私の全身を巡る、エネルギーを伝達する液体について。