RECORD

Eno.319 杠葉 交の記録

そのいち

「…異世界アザーサイドねぇ」


「神秘から守ってもらいながら、神秘を守る手伝いをする。
 急に非日常感が出てきたじゃねぇか?好きな奴は好きそう」


学生なんてワクワクするんじゃない?そう言うの。
影からひっそり表世界を守る、ヒーローみたいな。

残念ながら、面倒くさいと言う感想しかないのだけれど。

「僕はただ普通に生活したいだけなんだけど。裏世界アザーサイドなんてどうでも良いよ」


「でもまぁ、だからと言ってもう知らぬ存ぜぬは出来ないかぁ」


あの眼鏡の女の人、神秘に触れた人を野放しには出来ないって言ってたもの。
でも、学生生活を疎かにしないようにとも言っていた。
と言うことは、今まで通り普通の生活をしてて良いってことだ。
今の生活を捨ててまでどうこうしろだの言われなかったのは良かった。

「今後のために、裏を見回るのも良いかもしれねぇなぁ」


「それに…"僕サマ"は管理局に目付けられて監視されるなんて死んでもごめんだぜ」



「だから、基本は今まで通りにしてよっと」