RECORD

Eno.376 戸羽廻の記録

名乗ると効率的に知り合いに進むので、私は度々知らんヤツに向かって名乗る

 

「私は束大3年の、戸羽廻」



と度々名乗っている。
名乗ると効率的に知り合いに進むので、私は度々知らんヤツに向かって名乗る。
誰かに名乗られて名乗り返さない人間はほとんど居ない、効率的な戦略である。

知らない人間に対して意識を働かせることは少ない。
知らない人間とはその他大勢という認識でしかない。
知らない人間に何か言われたとて大袈裟に捉えない。
知らない人間から知り合い関係に進む条件とは何か?

姿形を知っている?
顔や髪型は変わりやすいからあまり。

所属を知っている?
転職・進学したら変わるからあまり。

名前を知っている?
名前が変わるのは余程のことだろう。

名前を知っていれば知り合いかと言われればナンセンス。
名前程度で何を知っているのかと言われれば完全に同意。


最近一度だけ自己紹介をやり直した。
裏側が始点は好ましい状態ではない。

始点を変えることは不可能なことだ。
思い出す始点をズラす事だけは可能。

思い出す始点を
   ズラして日常の一部に収める。


「変えた所で単なる悪足掻きかもしれないけどな」



単なる悪足掻きだとしても表裏の境は保ちたい。
裏側もまた表側と違いが無いのだと認めるのは、
私の中ではまだ先延ばしにしておきたい案件だ。