RECORD

Eno.712 茅鳴 ほみの記録

茅鳴直生の日誌 #7

ほみは変わらずほっつき歩いては土産を買ってくる。

「おつけものさん おいしいですか?
 レモンたんさんだいこんさん どうですか?」


美味いけどすごい圧だな……。やっぱり漬物しか出てこなかったし。
こういうこともあるかもしれんと思って米だけは炊いておいたら大正解だった。俺の賢さが怖い。
レモン炭酸大根、字面のインパクトとは逆になんか繊細な味だ。
問い詰めたら再来店の予定があるらしく、その時に感想を伝えるという約束だったらしい。

「メイドさんのおようふく もらってきますね。
 先生 好きだもんね メイドさん」

「ななななな何を知ったような面してっ
 お前みたいなガキが着てたってなんとも思わんっ」

「うそはよくないですよ」


生ぬるい視線でかわすな!
っていうかなんで漬物屋でメイド服もらうことになってんだよ!おかしいだろ!

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「きょうは もものタルトです
 ほみ パフェおごってもらいました」

あの兄ちゃんにね。(※茅鳴直生はほみのSurfを監修しているので、一方的に知っている)

「あのねあのね! アイスに クリームにフレークに
 い~っぱい フルーツが乗っていたのです
 ももに メロンに パイナップルとか どっさり」

「たべるほどに みずみずしくて とろけて~
 ……
 ほみのしょくれぽ どうでした?」

「及第点」

「けち」


タルトを食えばだいたいの味の想像はつく。いいもん食わせてもらいやがって。
しっかり礼は言えよ、と伝えておく。
最近はほみも一人で返信ができるようになってきた。

「先生、カノジョさんとか いたことないですよね」

「事実だけどいない前提で話された……」