RECORD
Eno.295 ーの記録
2.初日。
午後10時。家に帰ると姉が不機嫌そうにしていた。
「……あはは、遅くなっちゃったー」
「お姉ちゃん怒ってますからね」
「ごめんってば、ついつい」
「遅くなるのはいいけど連絡はしなさい。心配するから」
夕食がラップしてテーブルの上に置かれている。
ボクの帰りが遅くなるのは想定済みだったようだ。
「どうせ何も食べてないでしょ、アイカ。ほら、ハンバーグ作ってるから」
「わー、ありがと」
「温めるからちょっと待ってて」
温めを待つ間、今日の事を姉に軽く話す。と言っても特に何もしてないけど。
・・・
「……で、友達とかできそう?」
ハンバーグを食べながら姉が尋ねてくる。
……思えばお姉ちゃんも待ってたんだ。
こんな時間までご飯食べるの待たせてたんだなって、ちょっと反省。
「どーかな。まだわかんないや」
「昔から友達作るの苦手だもんね、アイカは」
「1、2人いればいいからね」
友達はそんなに要らない、と思ってる。
ボクが変わってるのは自覚してるから。
こんなボクを許容してくれる相手が居れば、それで良い。
「……最悪、友達は別に居なくてもいいよ」
そう呟く。
「……アイカ」
「それはそれでね。逆に楽しいんじゃない?」
「そういう嘘はつかなくていいから」
「……」
まぁ、友達は欲しい。実際のとこ。
話し相手が居ないのは少し寂しいものもある。
ここはきょうだいも居ないし特にだ。
今は姉がいるけどずっと居るわけじゃない。
「もっとアイカは人とコミュニケーションを取るべきだよ」
「……お姉ちゃんが帰るまでには作るよ、友達」
「そうしなさいな」
……ご飯を食べ終わって。
「夜に散歩してもいいけど、危ないことはしないようにね」
「さすが。よくわかってるね」
「お姉ちゃんですから。アイカは止めても聞かないだろうし、そういう気分でしょ。今は」
「お土産は買って帰るよ」
ふらっとまた、外へと散歩に出かけた。
ぐちゃぐちゃな感情をかき消すように。
周囲の雑音が、ボクのこの感情をかき消してくれるかもしれない。
さて、どこに行こうか。
ーーーーーー
・・・
「ただいま」
「おかえり。なにかいいことあったんだね、アイカ」
「……なんでわかるの?」
「だってそういう顔してるから。気分転換、できた?」
「うん。先輩と仲良くなれた」
「そう。よかったね、アイカ」
嬉しそうな姉。いつもお姉ちゃんはボクの事を自分のことのように喜ぶ。
「さすがに遅くなったね。明日の学校に響いてもだし、寝ようかな」
「そうだね。私もさすがに眠いかな、この時間は」
就寝準備をするボクと姉。
「……いつもありがとね」
電気を消す前、ボクは姉へ。
「大事な妹の為ですから」
「その気持ちが嬉しい」
そういって電気を消す。
「おやすみ、お姉ちゃん」
「ええ、おやすみ。また明日」
「……あはは、遅くなっちゃったー」
「お姉ちゃん怒ってますからね」
「ごめんってば、ついつい」
「遅くなるのはいいけど連絡はしなさい。心配するから」
夕食がラップしてテーブルの上に置かれている。
ボクの帰りが遅くなるのは想定済みだったようだ。
「どうせ何も食べてないでしょ、アイカ。ほら、ハンバーグ作ってるから」
「わー、ありがと」
「温めるからちょっと待ってて」
温めを待つ間、今日の事を姉に軽く話す。と言っても特に何もしてないけど。
・・・
「……で、友達とかできそう?」
ハンバーグを食べながら姉が尋ねてくる。
……思えばお姉ちゃんも待ってたんだ。
こんな時間までご飯食べるの待たせてたんだなって、ちょっと反省。
「どーかな。まだわかんないや」
「昔から友達作るの苦手だもんね、アイカは」
「1、2人いればいいからね」
友達はそんなに要らない、と思ってる。
ボクが変わってるのは自覚してるから。
こんなボクを許容してくれる相手が居れば、それで良い。
「……最悪、友達は別に居なくてもいいよ」
そう呟く。
「……アイカ」
「それはそれでね。逆に楽しいんじゃない?」
「そういう嘘はつかなくていいから」
「……」
まぁ、友達は欲しい。実際のとこ。
話し相手が居ないのは少し寂しいものもある。
ここはきょうだいも居ないし特にだ。
今は姉がいるけどずっと居るわけじゃない。
「もっとアイカは人とコミュニケーションを取るべきだよ」
「……お姉ちゃんが帰るまでには作るよ、友達」
「そうしなさいな」
……ご飯を食べ終わって。
「夜に散歩してもいいけど、危ないことはしないようにね」
「さすが。よくわかってるね」
「お姉ちゃんですから。アイカは止めても聞かないだろうし、そういう気分でしょ。今は」
「お土産は買って帰るよ」
ふらっとまた、外へと散歩に出かけた。
ぐちゃぐちゃな感情をかき消すように。
周囲の雑音が、ボクのこの感情をかき消してくれるかもしれない。
さて、どこに行こうか。
ーーーーーー
・・・
「ただいま」
「おかえり。なにかいいことあったんだね、アイカ」
「……なんでわかるの?」
「だってそういう顔してるから。気分転換、できた?」
「うん。先輩と仲良くなれた」
「そう。よかったね、アイカ」
嬉しそうな姉。いつもお姉ちゃんはボクの事を自分のことのように喜ぶ。
「さすがに遅くなったね。明日の学校に響いてもだし、寝ようかな」
「そうだね。私もさすがに眠いかな、この時間は」
就寝準備をするボクと姉。
「……いつもありがとね」
電気を消す前、ボクは姉へ。
「大事な妹の為ですから」
「その気持ちが嬉しい」
そういって電気を消す。
「おやすみ、お姉ちゃん」
「ええ、おやすみ。また明日」