RECORD
Eno.160 琉華院 いのりの記録



彼女が与えてくれる餌を口に入れながら、今日も彼女の話を聞く。
最近の彼女は、とても活き活きとしている。
学校生活がとても楽しいのだろう。毎日の話題も明るいものばかりだ。
裏世界へ行くようになってから、僕と一緒にいる時間は前より少なくなってしまったけれど。
…………それでも彼女が笑顔でいてくれるなら、ほんの少しだけ我慢できる。
……勿論、寂しいという気持ちは本当だけれど。

けれど、彼女が将来や未来の話をする度に。少し悲しそうな顔をする。
時は待ってくれない。時を止めることなんてできない。
……それでも、彼女の悲しみや苦しみをなくすことができるなら。
いつかは訪れる『運命』を、変えることができるなら。
僕が、いのりをすくう王子様になれたなら。
彼女の幸せ

「ひーくん、ただいま~」

「一日いなかったけど、大丈夫だった?元気にしてた?」

「……親睦会、楽しかったなぁ。お泊り会も…………」
彼女が与えてくれる餌を口に入れながら、今日も彼女の話を聞く。
最近の彼女は、とても活き活きとしている。
学校生活がとても楽しいのだろう。毎日の話題も明るいものばかりだ。
裏世界へ行くようになってから、僕と一緒にいる時間は前より少なくなってしまったけれど。
…………それでも彼女が笑顔でいてくれるなら、ほんの少しだけ我慢できる。
……勿論、寂しいという気持ちは本当だけれど。

「……………………。」
けれど、彼女が将来や未来の話をする度に。少し悲しそうな顔をする。
時は待ってくれない。時を止めることなんてできない。
……それでも、彼女の悲しみや苦しみをなくすことができるなら。
いつかは訪れる『運命』を、変えることができるなら。
僕が、いのりをすくう王子様になれたなら。