RECORD

Eno.241 白衣の女の記録

dia.15. always in parental love 1

「悪いな、わざわざこっち来させて。」


「んや。紀土きづち教授もお忙しいでしょーから。」


「悪ぃなっつってんじゃねーか。」


「嫌味じゃないよ?」


「そーかよ。なら結構だ。」


「今日はあれ? 最近どうよを聞きたい感じ?」


「その通りだよ、馬鹿娘。」


「してないとは思うが、勉強し過ぎて・・・・たりはしねえよな。」


「やんないよ。おもんないもん。」


「だろーな。私だって、お前の頃はそうだった。
 余計なとこまで似ちまったもんな。」


「遺伝子が優秀過ぎるのも、考えもんってやつ?」


「半分は父さんのもんなんだ、文句言うんじゃねーよ。」


「…私んときは、加減しねぇでお勉強した所為で、祀り上げられちまった。
 お陰で延々とつまんねーことさせられて、
 父さんに出会うのも遅れちまった。」


「そう聞くと、踏んだり蹴ったりだな。」


「そのとーりだよ。
 だからお前にゃ同じ轍を踏ませたくねぇのよ。」


「だからってサボり推奨ってのも如何なんかな?
 私、お母さんと違って、天才とかじゃないと思うんだけど。」


「はっ。どーだかね。」




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「ところで、まだ旧姓使ってるんだ。」



「紀土の方が、話通りやすいんだよ。仕方無ぇだろ。」