RECORD

Eno.608 五稜 拓海の記録

今日は良い風が吹いていた1/2

「おい!俺は出掛けるけど余計な事すんなよ?あとエアコンは使うな。いいな?」



「こんなあつーい部屋でエアコン使うなとか、おどれはワテに死ねいうてますぅ?」



「居候がナマ言ってんじゃねえよ!」



「はいはーい。ドケチのター坊がうるさいからパチンコ屋にでも行って涼んどきますぅ~」



「お前金あんの?」



「ないよー!でも休憩コーナーで漫画読んで時間潰せますやん」



「どっちがドケチやねん」



「そんなこというなら今晩お前の嫌いなカボチャとレンコンマシマシにすんど?」



「偉そうに俺に指図してんじゃねえよ!居候がぁ!その飯代やって俺の金じゃろがい!」



以下殴り合い空

――――――――

「ってことがあってよお、チョーサイアクだぜ」



「へー、それでデートの待ち合わせに遅れたのですか。ハゲ」



「いやハゲてねえしフサフサだし!」



「でも貴方のお父さんハゲですよね?」



「うるせー!俺はハゲねえ!」



「はいはい、それで私に何か言う事は?」



「遅れてごめん。でも俺はハゲてない」



「はあ…この埋め合わせはパピコで勘弁してあげましょう。では行きますよ?ハゲ。」



「ハゲは固定なのね・・・。」



「で、学校に行きたいだっけ?具体的には?なんなら今から電車にでものってズラダンの聖地でも行ってみる?」



「さすがに遠いですね、それにどこかの誰かが遅刻しましたし。」



「うぐぐ・・・」



「貴方の通ってる学校でいいですよ、大学なら外部の人間が入っても何も言われませんしね。」



「まあ、良いけど。大学に興味でもあるん?」



「まあ、人並みには。私はご存知の通り入院ばかりで通信制の高校でしたし」



「通信制の大学は?」



「はぁ・・・ター坊は分かってませんね。やれやれ」



「なんだよ」



「大学に通い講義を受けるその営みに興味があるんですよ」



「あー・・・。」



「さて、行きましょうか。」



―――――――

「で、着いたわけでごぜーやすが、まあ土日だからガラガラだな。」



「まあ、混んでると迷惑にもなりますし私も付かれてしまうので好都合ですね。」



「まあな、昼時とかラウンジ混みすぎて席に着くのもやっとだからなあ」



「貴方友達いないから昼時は凄く惨めそうですね」



「うっせーな!飯食えりゃそれでいいだろがい!」



「しょうがないので今日は私が一緒に食べてあげましょう。」



「お、おう。」



――――――

「さ、食おうぜ!俺はうどんにした!」



「いや、どう見てもカレーですが?」



「え?何のこと?」カレーに卵を入れて醤油を垂らし一味をかけまくる。



「いや、カレーですよね?卵でマイルドになった所に醤油でキレをだしてますよね?」



「どうしたー?今日は変だぞー?」カレーを口いっぱいに詰め込む。



「・・・・・・じゃあ私はから揚げ定食にします。」



「蕎麦やん」



「え?から揚げ定食ですけど?」ちゅるちゅる



「・・・・・・ツッコミって大切だな。」



「わかったらいいんですよ。」