RECORD
Eno.137 夢倉 サツキ/ゆめ子の記録
展望
「これは……神秘憑きですね」
「………はあ」
私は北摩市の市役所を訪れ、近藤さんに案内されて医務室で診察を受けていた。
「狐憑きやイタコの降霊術、こっくりさんと言えば馴染みがあるでしょうか。
自らの意志で、あるいは意志とは関係なく、神秘を体に宿している状態です。
神秘というのは一口で説明するのが難しいですが、おおまかに言うとですね……」
『ねえ~~!このオジサン、話が長いんだけど!!』
「ひっ?!」
お医者さんの話を遮るようにサキュバスが話しかけてきて変な声が出た。
彼女の声は私にしか聞こえないらしい。
あの日以来、私はサキュバスとの奇妙な同居生活を続けている。
役所からは裏世界に足を踏み入れ神秘に触れた人間として正式に認められた。
それだけならまだしも……あろうことか、もう一度裏世界に赴いて調査や怪奇に
対処してほしいと言われてしまった。
「無理です無理です!!」
あんな場所にもう一度行くなんて。最初はかたくなに断った。けれど。
結局、市から最大限のサポートをするという条件を提示されて私はそれを飲むことにした。
自分だけじゃ身体の中にいるサキュバスをどうにかする方法が思い浮かばなかったし……
『へーきへーき、今のサツキは半分くらい私の力が使えるんだから!
ザコ悪魔なんてイチコロよ★』
「そんな簡単に言われても………」
「………はあ」
私は北摩市の市役所を訪れ、近藤さんに案内されて医務室で診察を受けていた。
「狐憑きやイタコの降霊術、こっくりさんと言えば馴染みがあるでしょうか。
自らの意志で、あるいは意志とは関係なく、神秘を体に宿している状態です。
神秘というのは一口で説明するのが難しいですが、おおまかに言うとですね……」
『ねえ~~!このオジサン、話が長いんだけど!!』
「ひっ?!」
お医者さんの話を遮るようにサキュバスが話しかけてきて変な声が出た。
彼女の声は私にしか聞こえないらしい。
あの日以来、私はサキュバスとの奇妙な同居生活を続けている。
役所からは裏世界に足を踏み入れ神秘に触れた人間として正式に認められた。
それだけならまだしも……あろうことか、もう一度裏世界に赴いて調査や怪奇に
対処してほしいと言われてしまった。
「無理です無理です!!」
あんな場所にもう一度行くなんて。最初はかたくなに断った。けれど。
結局、市から最大限のサポートをするという条件を提示されて私はそれを飲むことにした。
自分だけじゃ身体の中にいるサキュバスをどうにかする方法が思い浮かばなかったし……
『へーきへーき、今のサツキは半分くらい私の力が使えるんだから!
ザコ悪魔なんてイチコロよ★』
「そんな簡単に言われても………」