RECORD

Eno.241 白衣の女の記録

dia.17. always in parental love 3

「学校は如何だ。お前にゃつまんねーか。


「つまんないとは言わないよ。
 みんな一生懸命学生生活してるから、眺めてる分にはおもろいし。」


「当事者にゃ、なれないもんかね。」


「モブで十分だよ。
 学校は、私の場所じゃない。」


「お前は合理的に考え過ぎっからなぁ。
 自分の若ぇ頃、見てるみてぇだよ。」


「今はそうでも無いってこと?」


「昔と比べりゃーな。」


「大概、大事だって思えるもんは、非合理の中にあるもんだ。
 私にとっちゃ、父さんとお前。
 家族のことが、合理以上に大切なもんだからな。」


「そりゃ、私だってそうだけど?」


「親を大事に思うんは良いことだし、ありがてぇよ。
 でも子供は、親より大事なもんを見つけなきゃなんねぇ。
 それが親孝行、ってことだとでも思っとけ。」


「そーゆーもんか。」


「そーゆーもんだ。…で、実際如何なんだ。
 学校じゃなくても良いんだが、なにかこう…大事なものとか、夢中になれるものとか。
 そういうのは、見つけられそうか。」


「見つけられそうか、って言われてもなー。
 気配を察知出来る様なもんじゃない気がするけど。」


「……まぁ、心当たりはあるかも。」


「ほー。そりゃ良い。
 お前の言葉にするなら、面白いもの、ってことかね。」


「そーだね。世界一おもろいコンテンツだよ。」