RECORD

Eno.452 夢々蜜 夜遥の記録

日記25

6/24
北区の方じゃ七夕の準備が始められていた。
通りの方で笹や短冊が見られて、七夕に近付くにつれて
もっと短冊が増えたり、賑わったりするんだろうな。

曰く、短冊の五色には意味があるんだって。
仁、礼、信、義、智
まるで花言葉を調べるみたいに探してたら本当にあるんだって思ったな。

書くことは、だいたい決まってたんだ。
ただ見られていい内容として、書くにはどう書くのが相応しいかわからなかった。
黄色の短冊に願いを込めた。


“嫌われませんように“

違う

“怖がられませんように“

そうじゃない

“信じてくれますように“

何を

“平和な日々が続きますように“

ただの逃げだ

決まらない、信じてほしいと願う為の言葉

結局最後に願って書いたのは、本当に平凡な言葉。
けれど、切実で、信じて欲しくて、離れて欲しくなくて願った言葉。

俺が本当に只の“夢々蜜 夜遙“という人間だったら良かったのに。
そうしたら、もっと踏み込めるのに、深く関わるのが嫌で
嫌な筈で、優しいと言われたくなくて

けど、結局は此処にいる。

──願いごとが叶ったらいいな。
 怪奇がこんな願いごとを願うなんて、笑っちゃうだろうな。