RECORD

Eno.1716 白夜暁の記録

備忘録

 サルベージしたデータから、私の出身大学をなんとか割り出すことができた。▲▲大学、妙に聞き覚えがあった。
 大学側にコンタクトを取ったところ、私が在籍していたという痕跡は見当たらなかったものの、不明なデータや目撃証言が大量にあることが判明する。
 神秘管理局に裏から手を回してもらって、すべてサルベージしてもらい、現在は手元にある。
 これをどうやって使うか。どう解析するか。そして――最後に私はどこに帰結するべきなのか。
 今一度考える必要がある。
 ともあれ、マスクされているデータがあまりにも多すぎる。
 これはおそらく私の記憶を奪っている対象が行っている認識の阻害だろうと言われた。
 この壁を超えるにはどうすればいいか……頼りにできそうな機関はすべて利用する。
 時間はかかるが、迷惑もかけていられない。一歩一歩、全力で。
 それから――どうか。
 私に、思い出させないようにしている貴方へ。
 どうか貴方と、今一度会えたら、話したいことがたくさんあるんだ。